校長先生のまーちゃん


photo by Takao Ogata


「まーちゃん」こと我らが校長先生「デビッド・マシューズ」氏。世界的ミュージシャンと常日頃から演奏できる八戸ジャズ楽団のメンバーは本当に幸せです。いつも優しい笑顔でジュニアメンバーの演奏に耳を傾け、ピアノやバルブトロンボーンでご本人自らも一緒に練習に参加してくださっています。マシューズさんの「音楽の種を蒔きたい」という一言から始まったこの八戸ジャズ楽団。メンバーにはマシューズさんの音楽を肌で感じ、八戸のミュージックシーンをけん引していくジャズミュージシャンとして成長していってもらいたいと思います。


David Matthews (デビッド・マシューズ)                     

<プロフィール>

アメリカ・ケンタッキー州生まれ。

60~64年シンシナティ音楽院、イーストマン音楽院を経て、

70~75年ジェームス・ブラウン・バンドでのアレンジがニューヨークでの音楽活動の第一歩となった。


1975年、Paul Simonの「Still Crazy After All These Years」と、
1976年、Starland Vocal Band「Afternoon Delight」でグラミー賞を獲得。
1976年、George Bensonのアルバム”Good King Bad”にて作曲した曲のうち、

”Theme from Good King Bad”が、グラミー賞の”Best Rhythm & Blues Instrumental Performance”を受賞。その後、フランク・シナトラ、ポール・マッカートニー、ポール・サイモン、ビリー・ジョエル等のアレンジを担当し、アメリカ音楽界での地位を確立した。
日本においては84年に「マンハッタン・ジャズ・クインテット(MJQ)」、89年に「マンハッタン・ジャズ・オーケストラ(MJO)」を結成。


「アメリカの開拓時代、ジョニー・アップルシードが荒地に林檎の種を蒔いたように、自分も日本の若者へ音楽の種を蒔きたい。」と、日本に在留し音楽活動を続けている。
2014年より札幌市芸術文化財団「札幌芸術の森」のビッグバンド「札幌ジャズアンビシャス」の音楽監督をしている。
2017年3月、松田聖子の”SEIKO JAZZ”の全アレンジを手がける。

2018年6月 トリオCD ”Sir,”を発売。ベースはEddie Gomez、ドラムはSteve Gadd。
2019年8月 ニューヨークBirdlandで5日間トリオ演奏。CDは全米発売。
2022年6月 石垣島在住87歳ボーカル斎藤悌子さんとのC D発売。10月沖縄ツアー。